2012年3月29日木曜日

活字リハビリテーション

二ヶ月前くらいからタイトルのようなことを勝手にはじめてみました。
きっかけはいつぞやの大学。先輩達に言われたこの言葉。


「竹内くん、活字をバカにしているやろ」
「タケ、やっぱ本は読まなアカンで」

と、上のようなことを一日に数人から言われるとは (´・ω・`)
「普段はソフトの使い方の本読んでるっす」って言ったら、
冷たい目線を贈られたのは言うまでもありません。

ただこちらのアート、ダンスの世界に関わるのであれば、
ある程度の哲学的バックボーンを自分でも作らんと、と思い
重い腰を上げて、大学の図書館の活用と、
地元の図書館カードの再発行を済ませたところです。



1.かもめのジョナサン / リチャード・バック

一番最初にリハビリとして読んだ本。
ジョナサンというかもめが主人公で、他のカモメが餌をとるのに必死な中、
ジョナサンだけはいかに速く飛ぶかを研究して、
群れの仲間からは奇異の目で見られ、最後には追放されてしまうけど、
それでもなお、速く飛ぶ研究をやめなかったのです。ジョナサンは。
その結果、ジョナサンは餌をとるだけのカモメと違う次元に行ってしまうのです。
最後には瞬間移動を身につけます、ジョナサンは。

とかく、自分のレベルアップのためにはあらゆる障害を乗り越え、
邪魔と感じるものを振り払い、ようやくそれが獲得できるんじゃあないのか。
と、自分の中で解釈しました。( MuDAの「次に行きます」に似てる…

活字リハビリとしてはすごく最適で、スラスラ読めて面白い!
でも後半の展開は他のレビューにもあるけれど、
ちょっと宗教チックな雰囲気が出ているのがなー



2.蝿の王 / ウィリアム・ゴールディング

これは久しぶりに読む本。一回生の時、これと教育問題を絡めたレポート書いたら、なんか無駄にA評定頂きました。
まぁそれだけの前の話です。話も結構忘れていたりするので、久しぶりに読もうと思ったわけで。

あらすじは、飛行機で疎開中の子どもたちが、とある無人島に不時着して置き去りにされました。
その子どもたちは規則を作って、救助を待っていたけど、
次第に人の持つ獣の側面に支配されて行く子ども達と、規則を守って救助をまつ子どもたちと対立してしまって、
ついには子供たち同士で命まで奪ってしまうのです。

この本はいかに人が自分の中の黒いものに支配されやすいことか!

自分自身の中に住まう闇に対峙することの難しさを描いてます。

この作品、映画にもなっているのだけど、自分はラストのシーンで
大人たちが「お前たち、なにをしているんだ」と言われた後の、子どもたちの顔が、
なんというか、うわぁああ!て気分に自分はなりました。
時々、気がよろしくなくなる展開もあるけど、おすすめします。小説は。



ちなみに今は”トポロジーの世界”という本を読んでおります。
数学の本だけど、トポロジーと言う概念は作品を作る上で重要なこと
という話をお聞きし、シワのない頭をフルに使って読んでます。
リハビリにはちょっと辛いなぁ…

2012年3月18日日曜日

編集なう

ただいま私、新石切にいます。
近くに石切神社がこざいますが、そこへ参拝にきたわけではございません、

中崎町のギャラリースペース、イロリムラにて、F56というグループが「カノウセイ」という展覧会をされます。


チームメンバーである江口祐香里氏は身体表現をされるとのことでしたので、
そちらの映像演出を、自分がお手伝いさせていただいております。

というわけで、その彼女の実家が新石切ゆえ、そちらに参ったわけであります。

今回はスタジオを本格的に使っての撮影だったり、
編集も普段VJ素材を作る過程と違ったり、
カラコレの重要性もようやくわかったりと、自分にとっても始めてずくしですた。

さてそのF56による展覧会、詳細は以下の通りです。


「カノウセイ」
2012年 3月21~26日 12:00~20:00(初日open13:00/最終日close18:00)


コンテンポラリーダンス公演「あること」
3/21〜26 15時〜

http://f56official.web.fc2.com/index.html

となります。

んで、
今から怒涛の編集タイムよ!
となりの江口氏はアップデートしたSiriちゃんと戯れてました。
僕が同じように戯れてたらスーパーギークの様に見えるんやろうな…